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インタビュー

アンバサダーの落合さんと山崎さん横並びでの2ショット

「歩導くん ガイドウェイ」公式アンバサダー就任への想い

落合 啓⼠(おちあい ひろし)
・元ブラインドサッカー日本代表
・松本山雅B.F.C. 監督
・ONE CLIP所属タレント

⼭崎 泰広(やまざき やすひろ)
・(株)アクセスプランニング  チーフコンサルタント
・関東身体障害者連盟会長
・内閣官房UD2020 構成員

2022年11月1日、2名の障害当事者に「歩導くんガイドウェイ」公式アンバサダーに就任いただきました。視覚障害者の落合啓⼠さんと、車いす利用者の⼭崎泰広さんです。すべての人が共存し安全に移動できる空間づくりのために、『歩導くん ガイドウェイ」の推進役として活動していただきます。

12月7日には、神奈川県横浜市・TKPガーデンシティPREMIUM横浜ランドマークタワーにおいて「『歩導くん ガイドウェイ』公式アンバサダー任命式」を執り行いました。いよいよ本格始動となるお2人にアンバサダー就任への想いを語っていただきました。

「歩導くんガイドウェイ」があれば快適、QOLが向上!

落合啓⼠さんへのインタビュー

 

Q.ご自身の障害の状態についてお聞かせください。

 

私は網膜色素変性症という難病で10歳ごろから視力が落ち始め、18歳で失明しました。いまは光を感じる程度で、昼は真っ白、夜は真っ黒な状態です。

 

Q.最初にアンバサダー任命の打診があった時の感想を教えてください。

 

面白そう、というのが最初の感想です。車いすユーザーやベビーカーは、点字ブロックの上を通るのが大変という話を以前から聞いていました。そうした人たちのバリアをなくすために自分が協力できる。それがすごく楽しそうでワクワクする感覚がありました。

 

任命式でお話し中の落合さん

 

Q.設置してもらいたい、設置を薦めたいと思う場所はありますか?

 

前提として、私自身はひとりでどこへでも行けるんです。ただ、行けるけれども歩導くんがあれば、ふだん集中力を100使っているところが50で済みます。なのでいろんなところに設置してほしいです。たとえば、私はサッカーが好きなのでサッカースタジアムとか。あとデパートにもあればいいですね。

 

安心安全を必要とする場所にもどんどん歩導くんが敷設されればと思います(注:歩導くんは屋内、且つバリアフリー法で点状ブロックの設置が定められた箇所以外への設置となります)。点字ブロックができて50年以上。認知もされていますし、わかりやすくてありがたいです。ただ車いすユーザーへのバリアフリーや多様性を考えると、今後つけていくところは歩導くんというふうに時代を変えていくのが良いと思います。

 

Q.歩導くんガイドウェイの良いところはどんなところだと思いますか?

 

パッと設置ができて大掛かりな工事が必要ないところです。私のような単独歩行熟練者には、なくても困らないではなく、あることによってQOLが向上します。

 

Q.最後にアンバサダーとしての決意をお聞かせください。

 

まだ「歩導くんガイドウェイ」が認知されていないと感じることがあります。視覚障害者だけじゃなくいろんな人に周知していきたい。そのときに、「見えない人生を楽しめる」そのサポートが歩導くん なんだということを伝えます。それで視覚障害者が歩導くんてすごくいいな、と思ってほしいですし、視覚障害者を雇用している経営者の方や商業施設の責任者の方が、視覚障害者のQOL向上のために何ができるかを考えて、歩導くんの設置に繋げてもらえるような、そういう活動をしていきたと思っています。

「歩導くん ガイドウェイ」で仲間と一緒に快適な環境を作りたい

⼭崎泰広さんへのインタビュー

 

Q.ご自身の障害の状態についてお聞かせください。

 

アメリカへの留学中に転落事故で脊髄損傷し、おへそ辺りから下が完全麻痺しています。そのままアメリカのリハビリ病院に行き、高校に復学し、大学卒業後に帰ってきました。もう40年近くなります。

 

Q.最初にアンバサダー任命の打診があった時の感想を教えてください。

 

まず、とても光栄だと思いました。私はずっと水泳の選手をしていて現在は関東身体障害者水泳連盟の会長を務めているのですが、錦城護謨が大会の協賛となって会場に「歩導くん ガイドウェイ」を設置対応していることがよくあります。視覚障害の方はすごく喜んでいましたし、トイレ前に色分けして設置すると、一般の方も弱視の方もわかりやすくてすごく良い商品だと思いました。それでいろんな人にもお薦めしていましたので、そういう中でのご縁だと思っています。

 

任命式でお話し中の山崎さん

 

Q.設置してもらいたい、設置を薦めたいと思う場所はありますか?

 

視覚障害の方は点字ブロックをたくさん設置すると他の方のバリアになるのでは、と我慢してしまい、移動に関する情報が不十分になっている場所があります。ガイドヘルパーの方の支援は助かるけれど、やはり自分自身で動きたいと思われています。それが可能になる場所はどこにでも敷いてほしいです。

 

東京都障害者総合スポーツセンター(東京都北区)は廊下の誘導として点字ブロックがあり、各部屋までの分岐には「歩導くん ガイドウェイ」が設置されています。視覚障害の仲間に聞くと「あれでわかる。2本目の分岐がトイレ、3本目が更衣室などと覚えているからすごく良い」とのこと。これを全部点字ブロックでやると車いすユーザーにはとてもバリアになりますが、歩導くんだと全然バリアになりません。

 

東京都障害者総合スポーツセンターの点字ブロックから枝線として各部屋に繋がっている誘導マット

東京都障害者総合スポーツセンターの廊下に設置されている「歩導くん ガイドウェイ」

 

Q.歩導くんガイドウェイの良いところはどんなところだと思いますか?

 

先ほどもお話したように、他の障害の方のバリアにならず、視覚障害の方に多くの情報を提供できるところです。自立を目指している人のためには必要なものです。またいろんな色が使え、コントラストをはっきりさせれば弱視の方にもわかりやすいのが良いですね。

 

Q.最後にアンバサダーとしての決意をお聞かせください。

 

私の知り合い、友人、そして水泳連盟の会員はいろんな障害の方がいます。こうした人たちと一緒に快適に活動できる環境を作りたいと思っています。そのために「歩導くん ガイドウェイ」をぜひ活用させていただきたいです。

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