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お客様の声

福祉用具プラザ北九州の写真 福祉用具プラザ北九州 ご担当者様 設置場所 入口から受付
バリアフリーについてどう感じていますか?

街中のバリアフリーについて、例えばいろんな方が使う多目的トイレですが、車いすの方が使用することを想定しているので全体的に手洗い場など室内の設備の高さが低く、トイレ内も広いですよね。だから、視覚障害のある方は出入り口が分からなくなり多目的トイレ内で方向を見失ってしまうこともあるため、使いたくない方もいるようです。

 

また、普通のトイレも場所によって個室内のレイアウトが違うので「トイレットペーパーや流すボタンの配置をJIS化してくれたら嬉しい」という声も聞きます。水を流そうとボタンを押したら非常ボタンだったということはよく聞く話です。トイレ使用者が離れたら水が流れるのか、レバーを押して流さないといけないのか、トイレによっていろいろな方法があるので水の流し方をあらかじめ聞いておかないと困るようです。

 

もう一つ。バス停で困ることについて。

 

街中のバス停ではバスが一度に何台も来て、点字ブロックが案内している場所とバスの乗り口が大きくずれていることがあります。それだけでも視覚障害のある方には困るのに、自分が乗るバスがどれかを判断するためのアナウンスが重なって聞き取りにくい場合もあります。スマートフォンのアプリで到着や遅延情報が見られるものもありますが、視覚障害のある方が全員それを使えるわけではありませんしね。

 

便利な世の中ではありますが、知っている人、知らない人で大きな差が生まれてしまうように感じます。

歩導くん ガイドウェイを導⼊してみていかがですか?

スタッフが展示会で見たことがきっかけで「導入してはどうか」という提案があがってきました。

 

福祉用具プラザ北九州が入居する建物のロビーには点字ブロックがありプラザの入口まで繋がっているのですが、そこから案内カウンターまでは誘導が何もなく視覚障害のある方が迷っていることがあったので、いい物を見つけたなと思いました。

 

よく来館される視覚障害のある方には誘導マットを設置したことをお伝えし、福祉用具を見に来られた来館者には展示品としてご紹介しています。設置後は、視覚障害のある方も窓口までお一人でスムーズに来られるようになりました。

 

当プラザでは月に一度「視覚障害者のつどい」というイベントをしていて、よい機会なので今月の参加者の皆さんに歩導くんガイドウェイについて意見をお聞きしました。

 

視覚障がいの方からは、「床面のつるつるに対して引っかかるので分かりやすい」「窓口まで迷わなくなった」「分かりやすい。屋内では十分だと思う」「色も踏んだ感じも、誘導路があることを教えられて初めて存在が分かった」などのお声を頂きました。

 

今回参加された半数の方はいつもガイドヘルパーと一緒に来られているので、その場合は誘導マットを気にする必要はないため「今日初めてそれがあることを知った」という声が多かったです。でも話をしたことで興味を持ちイベントの後にヘルパーさんと実際に誘導マットを体験されている方がいました。
設置してあるだけだと分かりにくいかもしれませんが、床とゴムの質感の違いがありますので歩導くんの上を歩いてみると「何か違うな」というのは分かると思います。

 

スタッフからは「車いすユーザーには(段差が無く)楽だった」「安心して誘導できた」「台車で荷物を運ぶ際も誘導マットが邪魔にならなかった」「区切れている所が分かりやすい」「もっと延伸して欲しい」との声が上がり、好評でした。

入口から受付までの誘導

今後、どのような活動をされて行きたいですか?

当プラザは福祉用具の展示をする市立の施設で、目的があって来館される方がほとんどです。ご高齢の方や障害のある方の相談に乗りながら製品をご紹介したり、看護やリハビリを学ぶ学生の見学対応も行っています。

 

先ほど少し話題にのぼりました「視覚障害者のつどい」は北九州市から委託された中途視覚障害者緊急生活訓練事業の一環として活動しております。生活訓練では「スマートフォンやタブレット端末を操作できるようになりたい」という方が増えています。それらが使えるようになると視覚障害のある方が一人でできることも増えますので、もっと皆さんにその良さを伝えていきたいと思います。
こういう事業があること自体知っている方も少ないので、もっと知ってほしいですね。

 

こちらは要望となるのですが、身体障害者手帳を取得することに抵抗がある方がいらっしゃいますので、眼科の先生から患者さんに身体障害者手帳を持って福祉サービスを利用することのメリットを教えてあげてほしいです。

 

また、視覚障害のある方どうしでピアカウンセリングをした方が効果的な場合もあります。「あの人ができたから私にもできるかも」や「白杖を使って生活を楽しんでいるよ」という事実をご自身で見聞きする方が、晴眼者の私たちが「危ないから白杖を持った方がいいですよ」と促すよりは感じ方が違うと思いますね。

 

取材日:2018年2月22日

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