導入をお考えの方へ
丸井グループ様は、すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会を共に創るために、さまざまな取り組みをされています。その取り組みの中で、誘導マット「歩導くん ガイドウェイ」を現在2店舗で設置いただいております。今回その導入過程において、中心となって推し進めてくださったご担当者様にお話を伺いました。
Q.お仕事の内容についてお聞かせいただけますか?
A.プロデューサーとして施設価値向上を目指し、環境整備・施設管理・テナント様誘致などを行っています。
Q.お仕事をされる上で意識していることがございましたら教えていただけますか?
A.すべてのお客様のお役に立てる店舗づくりを目指して、ハード・ソフトの両面で施設価値を向上できるよう仕事に取り組んでいます。
Q.誘導マット「歩導くん ガイドウェイ」を知っていただいたきっかけはなんだったのでしょうか?
A.株式会社ミライロ様(※)との共創の中で誘導マットをご紹介いただきました。
※障害を価値に変える「バリアバリュー」の視点から、ユニバーサルデザインの創造や提供を行う企業。
Q.そこから実際に導入いただくことになった背景もお教えください。
A.ミライロ様と一緒に店舗づくりの検討をしていく中で、弊社としてもダイバーシティの観点からサイン表記やユニバーサルデザインの重要性を再認識いたしました。そのとき、視覚障害の方の誘導を検討する上で、多様な他の方のバリアにならない御社製品が私たちの考え方に非常に合うのではないか、と思いました。
Q.設置いただいた後お客様から何か反応はございましたでしょうか?
A.お客様からは、「施設の中にこのような誘導表示がありわかりやすい」「商業施設の中にこうした視覚障害の方の設備があるのをはじめてみました」「商業施設としてダイバーシティやバリアフリーに取り組んでいるのがよくわかる」などのお声をいただきました。
Q.では従業員の方や取引先の方はいかがでしょうか?
A.施設内で誘導マットを目にするようになって、社員のダイバーシティやバリアフリーに対する意識が向上しました。さらに、お客様への接客姿勢にも変化がありました。視覚障害の方の進路を塞がないように配慮しようとするなど、「歩導くん ガイドウェイ」を意識した接客案内を心がけるようになっています。
また、渋谷モディに関しては取材も多く、インクルーシブな店づくりへの関心や誘導マットへの認識の高まりが感じ取れます。その中には「もっと多くの場所でやるべき」とのお声もございました。
Q.ご担当者様ご自身の歩導くん設置後のご感想もお教えください。
A.最初ミライロ様との取り組みの中でご紹介いただいたときは、視覚障害者の方の誘導設備の必要性について何度も検証を重ねました。そして「すべてのお客様のお役に立つ」という観点に立って施設を見直したときに、あらためてその必要性と、凹凸がなく誰もが移動しやすい御社の「歩導くん ガイドウェイ」の重要性を感じました。グループ全体としてはまだ一部での取り組みではありますが、いわゆる「健常者」と言われているお客様以外の多様なお客様の負担にどれだけお応えできるのかも施設の役割だと再認識しております。今後の各店の状況を踏まえ設置を検討してまいりたいと考えています。
Q.これまでのご経験で店舗のバリアフリー対応について、難しさややって良かったことがございましたらお教えください。
A.本当にこの部分にこの設備や対応が必要なのか、逆にお客様の負担になるのではないか、と悩むことがあります。ただ、それらをあらゆる観点で検証したり、ミライロ様監修の下、ご意見を取り入れながら進めてきた結果、お客様のお役に立てる店づくりができたときは良かったと感じます。
Q.最後に、今後の店づくりの夢や構想についてお聞かせいただけますでしょうか?
A.私にとっては、お客様からのお声や、(テナントの)お店の方から設置に対する高評価をいただけることが原動力になっています。今後もダイバーシティ(バリアフリー)やサステナブルな店舗に価値を見出していただけるよう、努力をしたいと考えています。
取材日:2022年7月12日
株式会社丸井グループ様HP