2018年3月19日
平成30年3月9日、視覚障がい者歩行誘導ソフトマット「歩導くん ガイドウェイ」は、IAUDアウォード2017（主催：一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会）にて「屋内空間のアクセシビリティ向上に寄与する誘導マット」として、住宅・建築部門で銀賞を受賞いたしました。ドイツのミュンヘンで発表会とシンポジウムが行われました。
【審査員講評】
従来の「点字ブロック」システムの問題としては、特に車いす利用者と高齢者に関するものが知られています。錦城護謨のソフトマットはシンプルでエレガントであり、屋内用で簡単に設置し利用することができる。また、一時的・常設利用の両方によく適応している。デザインの主な特長はクッション性のある面で、視覚障害者に十分な案内を提供しながら、他の利用者とっての問題も最小化します。審査員会は、錦城護謨を心より祝福します。 この賞は長年未解決であった問題に対し解決策を提示した結果である。今後大きな変化を生じさせるだろう。
原文：The Walk Guidance Soft Mat for Accessibility Improvement of Indoor Public Space Problems with conventional braille-block’ systems, in particular for wheelchair users and older people are well known.
Kinjo Rubber’s ‘soft mat’ offers a simple, elegant and easy-to-install solution for internal use that is well adapted to both temporary and permanent installations. A key feature of the design is the dimpled surface which, while offering sufficient guidance to visually impaired users minimises problems for other users.
The jury congratulated Kinjo Rubber for a genuinely inclusive solution to a long-standing problem, itself the result of anearlier but incomplete solution. This will make a big difference.
【受賞後のコメント：錦城護謨株式会社 代表取締役社長 太田泰造】
ユニバーサルデザインに特化したアワードを初めて受賞できた事、大変誇りに思います。誘導ブロックとTPOに合わせて使用する事で、空間を利用する全ての方のアクセシビリティ向上を実現し、安全で安心な空間を創造していきます。今後増えるであろう世界中からの来訪者に日本発の取り組みとして貢献していきます。
◎国際ユニヴァーサルデザイン協議会（IAUD）とは
「ユニヴァーサルデザイン（UD）の更なる普及と実現を通して、社会の健全な発展に貢献し、人類全体の福祉向上に寄与すること」を基本理念として活動しています。その活動の一環として、このたび、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いにかかわらず、 “一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”UD 社会の実現に向けて､特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を表彰する「IAUD アウォード」を2010年よりスタートしました。
詳細につきましては、国際ユニヴァーサルデザイン協議会のホームページ内のIAUD アウォード2017のページをご覧ください。
