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知る・役立つ

一緒にまなぼう

障害のこと、福祉のこと、みんなが一緒に笑顔で暮らせる社会のこと
興味はあるけど知らない言葉がたくさん……。
でも知らないことは恥ずかしいことではありません。今日から一緒にまなびませんか?
クロックポジション(くろっくぽじしょん)
か 行コミュニケーションともに生きる

視覚障害者、特に全盲の方にモノの位置を伝えるための手段。アナログ時計の文字盤に見立てる説明方法で、位置関係としては、当事者から見て手前が6時、正面奥が12時、右側が3時、左側が9時となります。例えば、食事のときにテーブルの上の料理の位置を、「7時の場所にご飯、5時の場所に焼き魚、10時の場所に……」という感じです。また、「約10メートル進んだ先、2時の方向に受付があります」といったふうに、広い空間でも活用できます。

テキスト:これ・それ・あれ 指示語はやめて/イラスト:丸テーブルに並ぶ料理と時計の文字盤
ウェブアクセシビリティ(うぇぶあくせしびりてぃ)
あ 行コミュニケーション制度考え方

元々は「近づくことができる」という意味のアクセシビリティ。転じてウェブアクセシビリティは、誰もがウェブの情報にたどり着けることを意味します。見えない、聞こえない、手を動かせないなどの障害がある方だけでなく、年齢や外国語の理解、利用環境によっても差が生じないよう、すべての人が均等にウェブで提供されるサービスや情報を利用できるようにしよう、という考えです。

テキスト:誰ひとり取り残さない デジタル社会の実現を/イラスト:マウスを使わずパソコン操作する人、スクリーンリーダーをパソコン操作する人。
視覚障害リハビリテーション(しかくしょうがいりはびりてーしょん)
さ 行生活支援移動支援用具教育就労支援コミュニケーション制度

病気や事故で目が見えない・見えにくい状態になった人が、元の生活に近い状態を取り戻し、自立できるようにするための支援や訓練。視覚に頼っていた人が視覚障害になると、多くのことが難しくなったりできなくなったりします。そこで、専門家による指導やサポートを受け、視覚以外の身体機能や残存する視機能、あるいはIT機器や補助具などを活用しながら、歩行・読み書き・家事・仕事などができるようになることを目指します。略して「視覚リハ」と言います。

テキスト:日々の暮らしを もっと快適に/イラスト:ICT活用、歩行訓練、生活訓練を受けている人たち
スクリーンリーダー(すくりーんりーだー)
さ 行コミュニケーション用具

パソコンやスマートフォンを目で見て操作するのが難しい視覚障害者のために、画面情報を音声で読み上げてくれるソフトウェアです。機器に標準で搭載されているもの、後からインストールするもの(有料と無料がある)など種類はさまざまです。はじめは操作の習得に苦労するかもしれませんが、各地で講習会が開かれていたり、中には個別で教えてくれるところもあります。お住いの自治体や地域の当事者団体、または支援団体に相談するのが良いでしょう。

スマホとパソコンの画面読み上げ機能を使用している2人の人物のイラスト
墨字(すみじ)
さ 行コミュニケーション

同じ漢字で「ぼくじ」と読むときは墨で書かれた文字のことを指します。「すみじ」と読むとき、また視覚障害者が使用する点字と対で用いるときは、紙に書かれた(あるいは印刷された)ふつうの文字のことを指します。点字と対で使用する場合は、いわゆる目で読める文字という意味合いになり、視覚障害者に「資料は点字と墨字どちらでご用意しましょうか?」と尋ねたり、視覚障害者が相手に「近づければ読めますので墨字の資料をお願いします」と伝えたりすることがあります。

プリンタで印刷したチラシを目で読んでいる女性のイラスト
点字(てんじ)
た 行コミュニケーション

視覚障害者の読み書きのために考案された文字。一般的には横2つ縦3つの6点の組み合わせでカナ・数字・アルファベット・記号を表します。漢字を表現する8点式点字もありますが、現状使用されている多くが6点式です。点字はすべて横書きで、紙の裏面に右から左へ書いていき、それをひっくり返して左から右へと読んでいきます。書き方は、点字盤と点筆、あるいはタイプライターやパソコンなどの方法があり、いずれも紙の裏面から針で突いて凹凸をつくります。読むときは突起部分を指で触って文字を判別します。ただし、点字の触読を習得するのは容易ではなく、特に中途視覚障害者が覚えるためには非常に時間がかかります。そのため国内の視覚障害者のうち、点字を読める人は視覚障害者全体の1割程度と言われています。

点字で書かれた夏祭りのチラシを指で読んでいる女性のイラスト
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