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障害のこと、福祉のこと、みんなが一緒に笑顔で暮らせる社会のこと
興味はあるけど知らない言葉がたくさん……。
でも知らないことは恥ずかしいことではありません。今日から一緒にまなびませんか?
ヘルスキーパー(へるすきーぱー)
は 行制度就労支援

会社で働く従業員の疲労回復や健康管理のために、施術・治療を行う人。企業内理療師とも呼ばれ、「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の国家資格を持つ人が、その職務に就きます。視覚障害者の代表的職業でもある、この三療という仕事は、これまで自宅での開業もしくは自営での出張サービス、あるいは治療院・医療機関・福祉施設への就職が主でしたが、近年はヘルスキーパーとして勤務する人も増えています。

テキスト:働く人をケアして 企業に活力を与える/イラスト:会社員の男性を施術する企業内理療士
福祉避難所(ふくしひなんじょ)
は 行制度生活支援施設

災害などで自宅に住めなくなった人たちは、一時的に避難所で生活をすることになります。その際、障害者・高齢者・乳幼児その他の特別な配慮が必要な人たちは、一般の避難所では生活するのが難しい場合があります。そのため配慮が必要な要配慮者を受け入れるための施設について、災害対策基本法や内閣府のガイドラインで規定されました。これを福祉避難所と言います。安全に生活できるよう、主に老人福祉施設や障害者支援施設などのバリアフリー環境が整った施設が使用されます。

福祉避難所の建物前に移動してきた車いすユーザーと介助者、ならびに視覚障害者と介助者
不当な差別的取扱い(ふとうなさべつてきとりあつかい)
は 行ともに生きる法令

障害者差別解消法に記載のある禁止事項です。行政機関や事業主が、正当な理由なく障害のある人と障害の無い人への対応に差を付けて、障害のある人にだけ理不尽と思えるような言動や要求をすること。例えば、何らかのサービスを提供する際に、障害者だからという理由で、サービスの提供を拒否したり、サービスを受けるための特別な条件を付けたり、時間や場所などの制限を設けたりすることなどがこれに該当し、いずれも許されません。

スポーツジム。スタッフの男性が申し訳なさそうに白杖の男性に入会を断っている様子。
バリアフリー法(ばりあふりーほう)
は 行法令

正式名称「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」。高齢者や障害者が外出で困らないように、街や交通機関、建物の中などを移動しやすくするための法律です。たとえばこの法律の施行令第21条では、視覚障害者が建物内で円滑に移動できる経路について定められています。第2項には円滑に移動できるようにする方法として、点字ブロックや音声その他の方法が記載されています。誘導マット「歩導くん ガイドウェイ」は音声その他の方法として認められています。

施設内を誘導路に沿って歩く白杖の女性。その先にあるのは総合案内所。
白杖利用者への配慮(はくじょうりようしゃへのはいりょ)
は 行用具ともに生きる

街で白杖を持った人を見かけたら、「困ってないかな」「危険がないかな」と気にかけつつ見守ります。困ってそうであれば正面から「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてください。そして半歩前に立って、肘か肩につかまってもらいましょう。ただし困っている様子はなく、スタスタと歩いている方には声をかけず見守るだけにします。一方、危険が迫った状況では、「そこの白杖の方、止まって!!」とはっきり伝えてください。また、白杖を持った人の横を自転車で通り過ぎるときは、十分な距離を取るか、自転車を降りて押していくようにお願いします。白杖が自転車に接触すると、杖が折れたり転倒する危険があります。

点字ブロックの途中に工事用の三角コーンがあり困っている白杖の男性。それに気付いた小学生の男の子。
白杖の購入方法(はくじょうのこうにゅうほうほう)
は 行制度用具

初めて白杖を購入するとき、いったいどこで買えばいいのでしょうか。インターネットでも販売されていますが、まずは自分に合ったサイズや形状を知る必要があります。それに白杖は厚生労働省の定める補装具に含まれているため、市町村に申請することで公費負担が受けられます。そうしたことを理解するために、視覚障害者リハビリテーションや生活相談に対応されている地域の支援団体をお尋ねすることをお薦めします。補装具の申請方法や購入後の正しい使い方などを丁寧に教えてくれるでしょう。

役所の方に補装具費支給の申請方法を尋ねている女性
白杖の種類(はくじょうのしゅるい)
は 行用具

白杖にはいろいろな種類があります。たとえば、杖の本体部分(シャフト)の形状の違いで分類すると、真っ直ぐ1本の直杖式、携帯用に収納しやすい折り畳み式、同じくスライド式があります。他には、杖の先端の少し膨らんだ部分(石突:いしづき)の形状によっても分けられます。杖の形と同じ棒状のスタンダードタイプ、きのこのかさに似たパームチップ、路面をコロコロと転がすローラーチップなど。またシンボルとしての役割に特化した白杖(IDケーン)もあります。

白杖の形状や先端部分の形がいろいろあることを複数のイラストで表示
白杖の利用者(はくじょうのりようしゃ)
は 行用具

白杖利用者は全盲の人、と思い込んでいませんか? もちろん全盲の人が白杖を利用するケースは多いのですが、全盲ではないけれど見えにくい、低視力や視野欠損の視覚障害者も多数います。また眼球使用困難症の人や、聴覚障害や肢体不自由の人たちが持っている場合もあります。ですので、白杖利用者が電車の中で本を読み始めたとしても障害を詐称している、とは思わないでください。ただし道路の通行に著しい支障のない人が白杖を利用することは法令で認められていません。

電車で本を読む白杖利用者と街でスマホを確認する白杖利用者のイラスト。
白杖(はくじょう)
は 行移動支援用具

はくじょう、と読みます。主に視覚に障害のある人が歩くときに使用する白い杖のことです。盲人安全つえとも言います(身体障害者福祉法ではそのように記載)。機能としては、①周りの人に視覚障害の人かな?と気づいてもらう(シンボル) ②ダイレクトに障害物にぶつからないよう身を守る ③杖の先で路面を探ったり叩いたときの反響音を聞いて周囲の状況を把握する、といった3つの役割があります。白杖については他にも情報がありますので、関連項目も併せてご覧ください。

白杖を持っている人。吹き出しマークの中に、白杖の3つの機能「シンボル」「バンパー」「センサー」を表すイラスト。
歩行訓練(ほこうくんれん)
は 行制度移動支援

視覚障害者がひとりで外出できるようになるための訓練。白杖の正しい使い方、道路の安全な歩き方、電車やバスなどの乗り降りの仕方などを必要に応じて学びます。また通勤や通学といった決まった目的地までの移動を集中的に訓練するケースもあります。全国各地の歩行訓練士が所属する機関で実施しており、「入所」「通所」「在宅(訪問)」などさまざまな形態があるので、まずは相談してみるのが良いでしょう。併せて他の自立訓練(生活訓練)を受けられる場合もあります。

2パターンのイラスト。訓練士が見守る中、白杖で点字ブロックの上を歩く女性と白杖で確認しながら電車に乗り込む男性。
バリアフリー(ばりあふりー)
は 行生活支援移動支援ともに生きる考え方

誰もが生活しやすくなるように、社会の中にある障壁を取り除くこと。障害者や高齢者、ベビーカーを押している人にとって移動しづらい場所があったとします。そこにスロープを付けたり、手すりを付けたり、エレベーターを設置したり、あるいはもっと大掛かりな工事をしたり。みんなが移動できるようにするためにはいろいろな方法が考えられます。視覚障害者の移動を妨げるバリアを無くすにはどんな方法がありそうでしょうか。皆さんも一度考えてみてください。

右上:段差を前に困っている車いすの女性。右下:スロープが付いて通れるようになった先ほどの女性。
ブラインドサッカー(ぶらいんどさっかー)
は 行スポーツ

通称「ブラサカ」と呼ばれる、視覚障害者が行う1チーム5人制のサッカーです。キーパー以外のフィールドの4人はアイマスクを着用し、声や音、信頼を頼りにプレーします。見えていない状態でグラウンドを駆け回るなんてできるの?と思う方も多いでしょう。ですが実際の試合を見るとそのスピードに驚かされます。秘訣はコミュニケーション。見えているキーパー、監督、ガイド(コーラー)がわかりやすく指示を伝え、フィールドプレイヤーが瞬時にイメージして動きます。まさにチーム力が問われる競技です。

コーラーの声に反応してシュートを打とうとしているブラインドサッカーの選手
フロアバレーボール(ふろあばれーぼーる)
は 行スポーツ

フロアバレーボールは視覚障害者と健常者が一緒にプレイできるように考案された球技です。普段見慣れている6人制バレーボールと大きく違う点は、ボールを転がしネット下に通してラリーをすることです。初めて全国盲学校フロアバレーボール大会を観戦した歩導くん部門の社員は、大興奮のあまり見入ってしまい、決勝戦では大接戦の試合に思わず涙する姿も…。試合前後に互いのチームにエールを送り合う姿も素敵です。皆さんももう一つの甲子園にもエールを届けてみませんか?

フロアバレーボールの試合で、オフェンス1名、ディフェンス3名の選手がネットを挟んで対峙している様子のイラスト
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